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生活設計は自分の将来をしっかりと計画すること
生活設計とは?
生活設計とは「ライフプランニング」とも呼ばれています。文字通り、自分自身の人生を設計することです。
これからの人生で起きる出来事(ライフイベント)が、いつどの時期に起きるのかを考えてみます。
ライフイベントの具体的な時期が決まったら、現在からみて理想的な結果になるように計画します。


ライフイベントのイメージ
生活設計をするメリット
自分の将来の具体的な計画ができる

ライフイベントについて、いつ起きるのか計画しておくことで、余裕をもって対応することができます。
今後のリスクに対する準備ができる

ライフイベントは良いことだけではありません、病気や失業など思わぬアクシデントがあるかもしれません。
いつ起こるかはわかりませんが、「起きるかもしれない」と考えておくと、あらかじめ準備することができます。
ライフイベントの費用が事前に分かる

ライフイベントには費用がかかります。あらかじめ計画しておけば、おおよその費用が分かります。
来るべき時に備えて、費用を用意することができます。
生活設計が必要なのは状況が変わったから


生活設計が必要な理由
右肩上がりの年収ではなくなった
ここ数年「終身雇用制度が崩壊」や「年功序列の終焉」など言われています。
また役職定年などで、定年までの右肩上がりの昇給が保証されなくなってきています。
公的年金の受給年齢の引き上げ
かつては60歳だった年金の受給開始年齢が、2000(平成12)年の法令改正で65歳まで引き上げられました。
60歳で定年退職後に働いていないと、年金の受給開始までの約5年間は無収入になってしまいます。
平均寿命が延びている
最近、人生100年時代と言われています。日本人は世界でも有数の長寿国です。
長生きすることは喜ぶべきことですが、生活費や医療費などの生き続けるための費用がかかります。
日本人の平均寿命
男性……81.6歳
女性……87.76歳
厚生労働省:簡易生命表(2020年)
自分らしく生きるために、しっかりと考える


生活設計は定期的な見直しを
生活設計は若い時に作成したらそれっきりではなく、一定期間ごとに見直すことをお勧めしています。
生活環境や家族構成、収入状態の変化などに応じて、見直す必要があるからです。
自分の思い描いた理想から大きくズレてしまう前に生活設計を見直すことで、現状とどう違っているのかを確認して、軌道修正をします。
費用だけではなく家族や友人のこと、健康や生きがいについても併せて考えることも大事なことです。
生活設計と資産運用
生活設計をすることは、ライフイベントにかかる費用についても計画します。
特にリタイア後にゆとりある生活を送るには、公的年金以外の老後資産が必要となります。
生活設計と併せて資産運用に取り組むことが、安心できる将来への第一歩と言えます。